ラー文書(セッション6)

難解であるとの声が聞かれる「ラー文書」ですが、この通信に頻出する「ゆがみ」という言葉をどう理解すれば良いのか解らない方が多いのではないかと存じます。
訳者(紫上はとる)は、『「ゆがみ」とは、「一なるものの法則」(の波動)から外れたもの、状態、あるいは歪曲された事実や現象を意味しているのではないかと思います。したがって「ゆがみ」には私たちからみてネガティブでないものもあります。』と歯切れ悪く言葉を濁されていますが・・・

「ゆがみ」とは、モアレ(干渉縞、かんしょうじま)のことです。
三次元物質宇宙において人間(にんげん、にげん、二元)の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)は、関係性(コントラスト、差分、干渉、モアレ、うなり)を捉えることしか出来ません。

「モアレ」はWikipediaによりますと・・・干渉縞ともいい、規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期(波長)のずれにより視覚的に発生する縞模様のことである。
また、規則正しい模様を、デジタル写真などのビットマップ画像にした場合も、画像の画素解像度と模様の周波数のずれが原因で同様の縞模様が発生するがこれもモアレと呼ぶ。また印刷でも網点(あみてん)という点の集まりに画像を変換するので同様の現象が発生する。モアレそのものも周期(波長)を持ち、この周期は元になる模様の周期(波長)の組み合わせで決まる。物理学的にいうと、モアレとは二つの空間周波数のうなり現象といえる。様々な形態で発生するため、モアレにもいろいろなものがある。

「干渉」はWikipediaによりますと・・・波における干渉とは、複数の波の重ね合わせによって新しい波形ができることである。互いにコヒーレントな(相関性が高い)波のとき干渉が顕著に現れる。このような波は、同じ波源から出た波や、同じもしくは近い周波数を持つ波である。波の重ね合わせの原理とは、ある点に生じた波の振幅が、その点に影響するすべての波の振幅の和と一致することである。
同じ点で波の山と山または谷と谷が干渉すると振幅の絶対値は大きくなり、山と谷が干渉すると振幅の絶対値は小さくなる。2つの波が重なりあうとき、形成される波形は周波数(または波長)と振幅、そして位相関係に依存する。

私達はモアレ(干渉縞)という「存在の固有波長」と「私の固有波長」が織りなす影を捉えているのです。そして「私」が捉えるその影は、「感情・情緒」として感得されます。つまりは、全ての感情・情緒は「私」の固有波長が生み出しているのです。

そこを了解して読んで戴くと、「ラー文書」の理解は深まるかと存じます。

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Q:私はこのへんで、あなたがたの背景についてもう少しお話しいただくのによい時期ではないかと考えています。もしできればで良いのですが、地球に関わった以前に、あなたがたがどこから来たのかについて聞かせていただければと。

R:私はラー。私は私自身がその一部であるところの社会的記憶複合体とともにおり、あなたがたの太陽系とこの媒体が呼ぶであろう場所にある別の惑星から、外に向かう旅に出た者たちのひとりです。
私たちはあなたがたが金星と呼ぶ惑星の影響下にあり、あなたがたの時間の尺度を踏まえて言えば一人類分の周期だけ年上になります。
六次元にいたときの私たちの物理的実在は、あなたがたが金色の存在と呼ぶであろう在りかたをしていました。
私たちは背が高くいくぶん華奢(きゃしゃ)でした。あなたがたが外皮と呼ぶところの、私たちの物質的な身体複合体を覆うそれは金の光沢を放っていたのです。
私たちはその形態をもってあなたがた人類を訪れることに決めました。
当時の人類は、あなたがたが身体的的外見と呼ぶであろう点で、私たちとはまるで異なっていました。
そのため私たちは民衆に上手く溶け込むことができず、彼ら自身とは明らかに別の存在でした。
あなたがたの「他の自己たち」とは別の存在であることで賞讃を浴びるという、偽善者的立場に置かれてしまっていたことを私たちは思い知らされることになります。
それゆえに、私たちの滞留期聞は比較的短いものになったのです。
これは私たちが、あなたがたが関心を示されていたところの建造物(大ピラミッド)を建てた時代のことです。

Q:金星から地球にはどうやって旅してこられたのですか。

R:私はラー。私たちは思考を使ったのです。

Q:その当時の人間のなかから、誰かを金星に連れて行くことは可能でしたか。人は金星で生き長らえることはできたでしょうか。金星の環境は人が暮らすのに適していましたか。

R:私はラー。金星の第三密度の環境は、あなたがた人類の生物形態が生存するのには適していません。
しかし、金星の五次元と六次元の環境は、成長/学び/教えに非常に貢献します。

Q:あなたがたはどうやって金星から移動されたのですか。地上を歩くのに次元を変える必要があったのでしょうか。

R:私はラー。風のエクササイズを思い出してください。「無の状態」に溶け込むことは、すなわち「ひとつであること」に溶け込むことです。
なぜなら「無の状態」は存在しないものだからです。私たちはいずれの光粒子やゆがんだ光粒子にも存在する知的無限を、思考を使って六次元から操作することができます。
私たちはそうやって、三次元で見ることのできる、自分たちの六次元の心/身体/霊複合体の複製(レプリカ)で自分たちを覆うことができたのです。
私たちはそうした実験の実施を、地球を見まもる「評議会」から許可されていたのです。

Q:その「評議会」はどこにあるのですか。

R:私はラー。この「評議会」は、土星のオクターブ、または第八番目の密度、すなわち八次元にあります。あなたがたが三次元の言葉で「土星の環」として理解されている領域に位置しています。

Q:私たちの太陽系には、あなたがたが地球で見つけたような人のいる惑星がほかにもありますか。

R:私はラー。現在の空間/時間の情報をお望みですか、それとも連続休としての空間/時間の情報をお望みですか。

Q:両方お願いします。

R:私はラー。あなたがたのいう過去のある時間/空聞において、三次元の存在である人々が、あなたがたの太陽系にあった惑星に住んでいたことがあります。
この惑星はさまざまな名前で呼ばれてきていますが、あなたがた人類がもっとも頻繁に用いている震動性音声複合体は「マルデック」です。
ところが、マルデックの人々は自分たちの住む惑星を破壊してしまい、そのため自分たちの居場所を見つけることを余儀なくされました。
彼らの心/身体/霊が「一なるものの法則」にかかわるゆがみを減じるために必要なレッスンと、彼らの生存に適した環境を提供できた場所は、彼らの時間/空間的現在において、あなたがたの太陽系ではここ地球の第三密度をおいて他にはありませんでした。

Q:彼らはどうやって地球に来たのですか。

R:私はラー。彼らは収穫(刈り入れ、ハーベスト)のプロセスをとおり、輪廻転生のプロセスを経て、あなたがたの第三密度のより高次な天体からこの密度にやって来たのです。

Q:それはどれくらい昔に起きたことですか。

R:私はラー。この媒体との交信が困難になっています。彼女のトランスをもっと深める必要があります。
それはあなたがたの歳月でいう約50万年前に起きた出来事です。

Q:地球の人類は、それでは全員がもともとマルデックから来たことになりますか。

R:私はラー。これは新しい系列の質問ですから、それ自体独立した場所が必要です。崩壊前のマルデツクは、あなたがたにはその名前で知られていますが、それ以外の複数の名前でも知られていたことはすでにお話ししました。
その天体から、収穫されたかたちであなたがたの惑星へと輪廻転生してやって来た人たちは、その多くが地球上よりむしろ地表の内側に転生しています。
地球に住む人々には、多くのさまざまなグループが含まれているのです。
なかには、ほかの二次元や周期を巡った三次元の天体から収穫されて転生して来た人々などがいます。
あなたがたは起源においても背景においても異なっており、ひとつの人類という人種ではないのです。
あなたがたが「分かち合っている体験」は、この時間/空間連続体において比類なきものであると言えます。

Q:そうした人々の地球への移動と収穫という行為において、「一なるものの法則」はどのような役目を果たしていたのでしょうか。それを伺うちょうどよい機会だと思うのですが。

R:私はラー。「一なるものの法則」はただ、すべてのものはひとつであり、すべての存在はひとつであると言っているだけです。
この法の叡智や実践に共鳴するような特定の姿勢や思考形態の存在はあります。
体験のひとつの周期の終了が間近で、そうした思考や行動の叡智のゆがみの段階を身をもって示している人たちがいるとしましょう。
すると彼らは自分たちの選択によって、彼らの心/身体/霊複合体がもっとも居心地のよい振動性ゆがみへと区分けされることになります。
このプロセスは、「養成する側の存在たち」によって観察され見守られています。
そうした存在たちというのは、彼ら自身のゆがみにおいて「一なるものの法則」に非常に近いところにいます。
しかしそれにもかかわらず、彼らは活躍の目覚ましい奉仕の道を依然として遇進しているのです。
幻影は光で創られています。あるいはより的確に、それでいて理解しにくい言いかたをすれば光/愛で創られています。
これは集中度において程度がまちまちです。
収穫された存在一人ひとりの霊的複合体は、光線にそって進みます。
そしてその光が眩しすぎるほどになるところまで行き、そうなった時点で移動を止めます。
そのとき、なかにはかろうじて第三密度にたどりついたような存在もいれば、第三密度の光/愛のゆがみの震動性複合体の終わりにきわめて近い存在もいるでしょう。
それでも、この集中した光/愛のオクターヴの住人になった存在たちは、その後、大きい方の周期(以下、大周期)を体験していきます。
そして彼らは大周期のあいだに、それぞれに備わったゆがみを見い出すための機会を得、見い出せたことから、そうしたゆがみを減らしうる機会を獲得することになるのです。

Q:そうした周期は、私たちの歳月でいうと、どのくらいの長さなのですか。

R:私はラー。大周期というのは、あなたがたの歳月で言う二万五千年くらいです。同様な性質を帯びた周期が三つ(二万五千年×3)続くあいだに進化を遂げた人たちは、それらの大周期の終わりに収穫される可能性があります。
この期間の長さはあなたがたの歳月でいうおよそ七万五千年から七万六千年になります。
進化の度合いに関わらず、全員が収穫されることになります。
というのも、この期間のあいだに惑星自体がその次元の有効な部分を通過してきており、その惑星密度においては、低い波動の存在にとって成長の役に立たなくなるためです。

Q:周期的に見た進歩という点で、現在の地球はどのあたりにいるのでしょうか。

R:私はラー。この天体は現時点で、四次元「的」波動のなかにあります。
地球の意識のなかにはめこまれた「社会の記憶複合体」のせいで、地球を構成している物質は非常に混乱しています。地球がさし招かれている波動への移行は容易ではありません。
そのため、ある種の不都合がもたらされることになります。

Q:この不都合というのは(1981年1月24日から)数年内に差し迫っているのでしょうか。

R:私はラー。この不都合あるいは不調和な振動性複合体は、あなたがたのいう過去の数年前にすでに始まっています。
そして今後も衰えることなく、あなたがたの歳月でいう約30年余りは続くことでしょう。

Q:この30年間を過ぎると、地球は四次元の惑星になるということですね。私のこの推察は正しいでしようか。

R:私はラー。はい、正しいです。

Q:地球の現在の人口のおおむね何パーセントが四次元の地球で暮らすことになるのか教えていただけますか。

R:私はラー。収穫はまだ起きておりませんから、概算は無意味であると思われます。

Q:あなたがたが私たち地球人に、あなたがたの情報にアクセスできるようにしてくださっているのは、私たちが今この移行の時期
にあるという事実と関係がありますか。

R:私はラー。私たちはあなたがた地球人とともに地上で暮らしたことがあり、そのことを記憶しています。そして目にしてきた多くの悲しみを思い出します。
私たちは、心/身体/霊複合体のなかにゆがみの適切な特性(パラメータ)を持つ媒体を捜してきました。
そして、あなたがたの歳月の数年のあいだ、私たちのこの情報を最小限のゆがみと、最大限の奉仕願望をもって受け入れようという複数の心/身体/霊複合体の支援と理解を求めて来ました。
ご質問の答えですが、手短に言えば、「はい、関係があります」。
しかし、私たちが記憶において、あなたがたに感謝していることを知って欲しかったのです。

(中略)

Q:現在報告されているUFOのなかには金星以外の惑星から来たものもあるのでしょうか。そうした情報はお持ちですか。

R:私はラー。私は「無限なる創造主に奉仕する惑星連合」から来たメンバーのひとりです。
この「惑星連合」には、約53の文明があり、それらが約500の惑星意識複合体を構成しています。
また、この「惑星連合」には、あなたがたの第三次元を越えた次元にすでに達した「地球からの存在」たちも含まれていますし、あなたがたの太陽系の惑星レベルの存在たちや、ほかの銀河の惑星レベルの存在たちもいます。
そして、この「惑星連合」は、メンバーたちは一様ではありませんが、「一なるものの法則」に則った奉仕を行なうところで団結の為された正真正銘の「連合」であると言えます。

Q:そのなかに現在、宇宙船で地球に来ている存在はいますか。過去の三十年間のあいだではどうでしょう。

R:私はラー。この情報が重要でないことははっきりと述べておく必要があります。
あなたがたにそのことを理解していただければ、無難なかたちで提供しうると思います。
私たちがここに来ている目的は「一なるものの法則」を表現するためですが、そのお望みの話題についてもお話ししましょう。
あなたがたの三次元空間/時間のゆがみに出現することを望む惑星レベルの存在は、あなたがたの前に姿を現わすまえに、あなたがたが隔離状況と呼ぶであろう状況を突破する許可を要請する必要があります。
そして、姿を現わす理由や目的が判断の対象となり、その申し出は受理されるか、あるいは却下されます。
あなたがたの空にはいつでも多くて十五人ほどの「連合」の存在がいます。
それ以外の存在に関しても、「思考をつうじての交信」が可能です。
目下、あなたがたの密度では、七人の存在が、乗り物をつかって活動しています。
彼らの目的はきわめてシンプルで、それは地球の存在たちに無限性に気づいてもらうことなのです。
無限性は、神秘的で未知なるものとして示されるのが、そうした情報をもたない人々にとっては、もっとも効果的であることが多いからです。

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